キリスト教Q&A

レントとイースターって?

イースターとレントの関係について

キリスト教最大の祝日はイースター・復活日です。イースターは、イエスの十字架の死後三日目に復活されたことが、キリスト教の誕生に結びつくからです。キリスト教のシンボルである十字架は、イエスの十字架の死を象徴としたものですが、このシンボルは、3世紀ころに教会によって定められました。十字架の受難と、その後の復活という信じられない出来事の重大さに気づいた弟子達は、この一連の出来事を、それまでのイエスの生涯に関する記録よりもはるかに細かく記しました。受難の出来事が4つの福音書すべてに詳しく書かれているのは、聖書が主イエスの十字架と復活に重点をおいているためです。イースター(復活日)は、春分の日以後の最初の満月の次の日曜日と決められています。この祝日も後の教会会議で定められたもので、毎年3月22日から4月25日までの間で移動します。
 キリストの苦しみと十字架の死を記念する期節を「受難節、レント」と言って、日曜日を含んで46日間、日曜日を別にすると40日間です。それで、イースターの6週間前の日曜日のさらに数日前、つまり毎年水曜日から始まることになっています。リオのカーニバルで有名なカーニバル・・とは、謝肉祭・・とい日本語で訳されています。実はレントに入る前に行われるお祭り・・のことです。カーニバルの語源は、俗ラテン語carnem(肉を)levare(取り除く)に由来します。受難節が始まる灰の水曜日の前夜に開かれた、肉に別れを告げる宴のことを指しました。「灰の水曜日」の「灰」とは何か?ですが、「灰」というのは、一つは、人間が最後は灰(死)になるということ、さらに、その懺悔や悲しみの象徴として「灰」が出てくるからです。この期間は、イエスの十字架の苦しみを思い、肉食を控え、お祝いや騒ぐ事を自粛して、静かに過ごす時とされています。しかし、なかなか、クリスチャンの少ない日本では、これを忠実に守ることは大変なことだと思います。
 イースターの前の一週間は、「受難週」と言います。受難週の始まる日曜日は、「棕櫚の日曜日」(バーム・サンデー)と言って、イエスが十字架の死を覚悟してエルサレムに入城した事を記念しています。「棕櫚の日曜日」と呼ばれる根拠は、「マルコによる福音書」11章2節にあり、キリストが弟子たちと共に最後にエルサレムの町に入って来られた事を記録する記事に基づいています。その時、エルサレム市民たちや子供たちが、歓迎の気持ちを表すために、棕櫚(なつめやし)の枝と手にもって、これを打ち振りながら、キリストを向かえたと記されています。この日は、エルサレム入城に続くキリストの十字架上での死の日まで、すなわち、同じ週の金曜日までのさまざまな出来事の出発点を示しています。その週の木曜日は「洗足の木曜日」と言われ、最後の晩餐の前にイエスが12弟子の足を洗ったことに由来します。そして、その週の金曜日は、イエスが十字架にかけられて息を引き取られた日で、「受難日」と言います。