学校教育法施行規則の一部を改正する省令(平成28年文部科学省令第16号)が平成28年3月31日に公布され、平成29年4月1日から施行されることになりました。今回の改正では、大学においては、自らの教育理念に基づき、育成すべき人材像を明確化した上で、それを実現するための適切な教育課程を編成し、体系的・組織的な教育活動を行うとともに、大学における教育を受けるにふさわしい学生を受け入れるための入学者選抜を実施することにより、その使命をよりよく果たすことができるよう、全ての大学等において、その教育上の目的を踏まえて、「卒業の認定に関する方針」「教育課程の編成及び実施に関する方針」及び「入学者の受入れに関する方針」(以下「三つの方針」という。)を策定し、公表することが求められています。

静岡英和学院大学人間社会学部 各学科の3つの方針(ポリシー)

静岡英和学院大学(以下「本学」という)は、キリスト教精神に基づく「愛と奉仕」の実践を建学の精神とし、本学としての教育目的を、「地域社会と人間社会に貢献する国際的感覚の豊かな人材を育成する」こととしています。人間社会学部(人間社会学科・コミュニティ福祉学科)は、この教育目的を達するため、人間と社会の有機的関連を総合的に探求、教育し、共存・共生できる社会を構成する自主性に富んだ人格の育成を目指しています。

人間社会学科

卒業認定・学位授与の方針(ディプロマ・ポリシー)

人間社会学科では、課程に定める所定の単位を修得し、かつ次のような能力・資質を備えた学生に学位を授与します。

  • 1.社会、文化、自然についての幅広い知識・教養と、自らの専攻する学問分野における基本的、専門的な知識を修得している。(知識・理解)
  • 2.国際化、情報化、高度技術化が進む現代社会を総合的に捉える適切な判断力、実践力、コミュニケーション方法を身につけている。(技能・能力)
  • 3.情報収集や情報分析を行い、自ら社会における問題を発見したり解決のアイデアを構想し、提案することができる。(問題発見・解決力)
  • 4.他者の思いや考えを受け止め、理解するとともに、自らの思いや考えも的確に表現、発信し、円滑なコミュニケーションを取って協働することができる。(ジェネリックスキル)
  • 5.現代社会の市民として多様な人々の存在、様々な文化、価値観の存在を理解し、建学の精神である愛と奉仕の実践に基づき、社会や他者のために主体的に行動し貢献できる。(市民性の涵養)
  • 6.自らの目標を絶えず持ち、その実現のための学修行動に主体的、自律的に取り組むことができる。(自律性・生涯学習力)

教育課程編成・実施の方針(カリキュラム・ポリシー)

人間社会学科では、卒業認定・学位授与の方針(ディプロマ・ポリシー)に掲げる目標を達成するために、基礎教育科目、専門教育科目、その他必要とする科目を体系的に編成し、講義、演習、実習を適切に組み合わせた授業を開講します。カリキュラムの体系を示すために、科目間の関連性、履修の順次性、難易度を表現する科目番号システム(全科目に番号を付ける)を用いて、カリキュラムの構造をわかりやすく明示します。また、目標・記録・評価のツールの「自己ブランドノート」を活用することで自己の学修成果と学生生活を自ら管理し、振り返りを行います。

教育内容・教育方法、評価方法については、以下のように方針を定めます。

1.教育内容・教育方法
(1)基礎教育科目

①コモン・ベーシックス科目群では、日本語表現力、外国語表現力、情報処理、健康と余暇に関する科目を配置し、主として国際化・情報化に対応できるリテラシーの向上を目指します。特に外国語表現力(英語)においては、能力別クラス編成を行う科目を設定し、学生自身の学習進度に応じた英語力の育成を図ります。

②総合教養科目群では、必修科目のキリスト教学を核に学科の専門教育科目を補完するための教養教育科目を配置し、心身ともに豊かな人間性を養うための幅広い教養修得を目指します。

(2)専門教育科目

①専門教育科目は、学生の学修能力の発達状況に合わせ、基礎科目、基幹科目、展開科目、演習科目の4つの科目群を段階的に配置し、体系性と履修の順次性を追求します。

②主体的な学びに必要な課題探究能力、批判的分析思考能力、情報リテラシー、コミュニケーション能力など、社会において欠くことのできない能力の育成を達成するために4年間全てにわたる演習科目(ゼミ)において、基礎ゼミから専門ゼミへと発展して、学生の成長の順次性を支援するよう編成します。

③学科の基本コンセプトである人間、社会、文化の学びについては、段階的な学びを進めた後に選択する「心理」「経済経営」「観光地域デザイン」「英語文化」「日本語文化」という5つのメジャー(専攻)まで一貫するように科目を配置します。

④初年次教育では、多様な入学生が各自円滑に大学での学修に取り組めるよう1年次前期の基礎演習Ⅰでは学問研究の基礎スキルとして、図書館の活用の仕方・プレゼンテーションの準備と実際などを、アクティブラーニングを取り入れて、学生が主体的に学び、学科行事としたビブリオバトルに結実させます。アクティブラーニングは、学生の実態やスチューデント・アシスタント(SA)による補助なども視野に入れつつ、授業科目に適切に導入します。

⑤教室での学修の定着をはかるためにもフィールドワークを重視します。文化フィールドワーク、観光資源調査、経済活動の現場訪問などのほか、企業・自治体・大学コンソーシアムとの地域連携事業もその一環として行います。

⑥キャリア教育は、キャリア支援課との連携の下に、演習科目(ゼミ)を中心として自らのキャリアを継続的に考えます。企業を中心に社会での就労を経験するインターンシップへの参加も支援します。

(3)免許・資格取得科目

教員を目指す学生を支援するために教職課程を設置し、教科「国語」「英語」「公民」の教員免許取得に必要な教科に関する科目は学科の教育課程設置科目として配置します。また、社会調査士、認定心理士、公認心理師などの資格取得に必要な科目も配置します。

2.評価方法

(1)シラバスに各授業科目の到達目標と、その到達度を適切に判定する評価方法を明示します。期末の試験・レポートだけでなく、各授業時に小テストの実施やミニットペーパーの提出を求めるなど、平素の取り組みへの評価も加味します。

(2)学生の成長実感の把握を通して達成度が定量的に検証できる学修行動調査、組織内部での教育改善に繋がる授業評価アンケートを行います。

入学者受入れの方針(アドミッション・ポリシー)

人間社会学科では、卒業認定・学位授与の方針(ディプロマ・ポリシー)及び教育課程編成・実施の方針(カリキュラム・ポリシー)に定める人材を育成するために、次に掲げる知識、技能、能力、目的意識、意欲を備えた人物を募集します。

(1)高等学校などで習得する教科に関して、基礎的な学力、論理的な思考力、適切な表現力及びコミュニケーション能力を身につけている。特に以下の能力を身につけていることを希望します。

・国語については、日本語を正確に理解し自らを適切に表現することができ、かつ他者の考えを正しく理解し判断できる。

・地理歴史・公民については、グローバル社会において主体性を持って多様な人々と協働して学び、良識ある人間として行動できる。

・英語については、グローバル社会の人々とコミュニケーションを図るために、相手の話を理解し、かつ自分の意見を適切に伝えることができる 。

(2)志望理由、入学後の学修への取り組みをはじめ、学びで得た知識、経験をもって社会に貢献しようという目的意識、意欲がある。

(3)キリスト教精神に基づく、本学の建学の精神「愛と奉仕」の実践を理解している。

(4)入学前教育として求められる入学前教育プログラムに対して確実に取り組むことができる。(この入学前教育プログラムは、入学者全員が対象になります)

コミュニティ福祉学科

Ⅰ.卒業認定・学位授与の方針(ディプロマ・ポリシー)

コミュニティ福祉学科では、課程に定める所定の単位を修得し、かつ次のような能力・資質を備えた学生に学位を授与します。

  • 1.社会、文化、自然についての幅広い知識・教養と、教育・社会福祉従事者として必要とされる基本的、専門的な知識を修得している。(知識・理解)
  • 2.国際化、情報化、高度技術化が進む現代社会を総合的に捉える適切な判断力、実践力、コミュニケーション方法を身につけている。(技能・能力)
  • 3.教育・社会福祉従事者として、教育や福祉の現場の諸問題を自ら発見、理解し、論理的、実践的知識、資源を活用することで、問題解決に必要な方法を構想し、行動することができる。(問題発見・解決力)
  • 4.他者の思いや考えを受け止め、理解するとともに、自らの思いや考えも的確に表現、発信し、円滑なコミュニケーションを取って協働することができる。(ジェネリックスキル)
  • 5.現代社会の市民として多様な人々の存在、様々な文化、価値観の存在を理解し、建学の精神である愛と奉仕の実践に基づき、社会や他者のために主体的に行動し貢献できる。(市民性の涵養)
  • 6.教育・社会福祉従事者としての目標を絶えず持ち、その実現のための学修行動に主体的、自律的に取り組むことができる。(自律性・生涯学習力)

Ⅱ.教育課程編成・実施の方針(カリキュラム・ポリシー)

コミュニティ福祉学科では、卒業認定・学位授与の方針(ディプロマ・ポリシー)に掲げる目標を達成するために、基礎教育科目、専門教育科目、その他必要とする科目を体系的に編成し、講義、演習、実習を適切に組み合わせた授業を開講します。カリキュラムの体系を示すために、科目間の関連性、履修の順次性、難易度を表現する科目番号システム(全科目に番号を付ける)を用いて、カリキュラムの構造をわかりやすく明示します。教育内容・教育方法、評価方法については、以下のように方針を定めます。

1.教育内容・教育方法
(1)基礎教育科目

①コモン・ベーシックス科目群では、日本語表現力、外国語表現力、情報処理、健康と余暇に関する科目を配置し、主として国際化・情報化に対応できるリテラシーの向上を目指します。

②総合教養科目群では、必修科目のキリスト教学を核に学科の専門教育科目を補完するための教養教育科目を配置し、心身ともに豊かな人間性を養うための幅広い教養修得を目指します。

(2)専門教育科目

①専門教育科目は、学生の学修能力の発達状況に合わせ、基礎科目、基幹科目、展開科目、演習科目の4つの科目群を段階的に配置し、体系性と履修の順次性を追求します。

②主体的な学びに必要な課題探究能力、批判的分析思考能力、情報リテラシー、コミュニケーション能力など、社会において欠くことのできない能力の育成と専門職領域の知識、技術を修得するために4年間全てにわたる演習科目(ゼミ)において、基礎ゼミから専門ゼミへと発展して、学生の成長の順次性を支援するよう編成します。

③社会福祉の専門職領域への進路、子ども・家庭福祉と幼児教育の専門職領域への進路、 心理的支援の基礎を学んだ上での社会福祉の専門職領域、福祉の基礎を学んだ上での心理の専門職領域への進路の3つの職業領域モデルを学生の進路として想定し教育課程を配置します。福祉や保育ならびに幼児教育への専門的な職業能力や、一般企業や行政職領域への適応能力を高めるようデザインします。

④初年次教育では、多様な入学生が円滑に大学での学修に取り組めるよう1年次の基礎演習Ⅰ・Ⅱに学科教育のねらいと4年間の学習プロセスが理解できるように導入教育や、大学の授業の特徴や大学での学び方などの学習スキルの修得を中心に学びます。

⑤社会福祉、子ども・家庭福祉と幼児教育の専門領域を学ぶためには実習が必須であり、特に複数の免許、資格取得を目指す学生に対しては、教室外学修の課題を課す時期と課題の整合性、連携性を図り、学生の学修が特定時期だけに偏らないように計画的な学修ができる環境を整えます。

⑥キャリア教育は、キャリア支援課との連携の下に、演習科目(ゼミ)を中心として自らのキャリアを継続的に考えます。企業を中心に社会での就労を経験するインターンシップへの参加も支援します。

⑦学科教員による採用試験、国家試験対策のための時間を開設し、段階を追った指導を行います。

(3)免許・資格取得科目

社会福祉士、保育士、幼稚園教諭、高等学校教諭(福祉)、スクールソーシャルワーカー を目指す学生を支援するために課程を設置し、必要な資格科目を配置します。また、公認心理師、認定心理士、その他の資格を目指す学生を支援するための科目を配置します。

2.評価方法

(1)シラバスに各授業科目の到達目標と、その到達度を適切に判定する評価方法を明示します。期末の試験・レポートだけでなく、各授業時に小テストの実施やミニットペーパーの提出を求めるなど、平素の取り組みへの評価も加味します。

(2)学生の成長実感の把握を通して達成度が定量的に検証できる学修行動調査、組織内部での教育改善に繋がる授業評価アンケートを行います。

Ⅲ.入学者受入れの方針(アドミッション・ポリシー)

コミュニティ福祉学科では、卒業認定・学位授与の方針(ディプロマ・ポリシー) 及び教育課程編成・実施の方針(カリキュラム・ポリシー)に定める人材を育成するために、次に掲げる知識、技能、能力、目的意識、意欲を備えた人物を募集します。

(1)高等学校などで習得する教科に関して、基礎的な学力、論理的な思考力、適切な表現力及びコミュニケーション能力を身につけている。特に以下の能力を身につけていることを希望します。

・国語と英語に関して、読む・書く・聞く・話すといったコミュニケーション能力の基礎的な内容を身につけている。

(2)課外活動、ボランティア活動等の経験があり、他者のために働くことができる。また、グループワークなどで、他者と協働して課題をやり遂げる意欲がある。

(3)福祉専門学科で学ぶことに関心を持ち、福祉社会の実現に貢献しようとする意欲がある。

(4)キリスト教精神に基づく、本学の建学の精神「愛と奉仕」の実践を理解している。

(5)入学前教育として求められる入学前教育プログラムに対して確実に取り組むことができる。(この入学前教育プログラムは、入学者全員が対象になります)

静岡英和学院大学短期大学部 各学科の3つの方針(ポリシー)

静岡英和学院大学短期大学部(以下「本学」という)は、キリスト教精神に基づく「愛と奉仕」の実践を建学の精神とし、本学としての教育目的を、「豊かな教養と実際に役立つ専門の学術を授けること」としています。現代コミュニケーション学科、食物栄養学科は、この教育目的を達するため、以下の方針を掲げ、社会において活躍、貢献できる人材の育成を目指しています。

現代コミュニケーション学科

Ⅰ.卒業認定・学位授与の方針(ディプロマ・ポリシー)

現代コミュニケーション学科では、課程に定める所定の単位を修得し、かつ次のような能力・資質を備えた学生に学位を授与します。

  • 1.社会、文化、自然についての知識・教養と、自らの専攻する学問分野の基本的、専門的な知識を修得している。(知識・理解)
  • 2.自らのキャリアを視野に入れ、専門分野の資格取得、検定合格を目指すことにより得られる技能・能力と、社会人として求められる実務能力であるコミュニケーション力、基礎的英語力、コンピュータ技能を修得している。(技能・能力)
  • 3.修得した知識、技能を総合的に活用することで、自ら課題を見つけ、その解決に向けての方法を提案することができる。(問題発見・解決力)
  • 4.他者の思いや考えを受け止め、理解するとともに、自らの思いや考えも的確に表現、発信し、円滑なコミュニケーションを取って協働することができる。(ジェネリックスキル)
  • 5.現代社会の市民として、多様な人々の存在、様々な文化、価値観の存在を理解し、建学の精神である愛と奉仕の実践に基づき、社会や他者のために主体的に行動し貢献できる。(市民性の涵養)
  • 6.自らの目標を絶えず持ち、その実現のための学修行動に主体的、自律的に取り組むことができる。(自律性・生涯学習力)

Ⅱ.教育課程編成・実施の方針(カリキュラム・ポリシー)

現代コミュニケーション学科では、卒業認定・学位授与の方針(ディプロマ・ポリシー)に掲げる目標を達成するために、基礎教育科目、専門教育科目を体系的に編成し、講義、演習、実習を適切に組み合わせた授業を開講します。カリキュラムの体系を示すために、科目間の関連性、履修の順次性、難易度を表現する科目番号システム(全科目に番号を付ける)を用いてカリキュラムの構造をわかりやすく明示します。教育内容・教育方法、評価方法については、以下のように方針を定めます。

1.教育内容・教育方法
(1)初年次教育

多様な入学生が早期に大学への適応ができるよう、大学における基本的な学修基礎知識と社会に出てからのコミュニケーション力(日本語、英語、コンピュータ)を修得します。学修基礎知識の修得には1年次前期必修のコミュニケーション演習(ゼミ)において少人数での学びを通じて理解の定着を図ります。

(2)基礎教育科目

①必修科目のキリスト教関連2科目を核とした人間の理解、自然と社会、言語表現力、情報処理、健康管理の5分野からなる短期大学部共通の教養教育科目を配置します。

②専門教育科目、キャリア科目の基礎となる科目ですが、それにとどまらず、心身ともに豊かな人間性を養うための幅広い教養を身につけることを目指します。

(3)英語力

学生ごとの差が大きいため入学時に実力を測るためのプレイスメント・テストを実施することで、各自の入学後の英語力を磨く指針とし後の科目履修に反映させます。

(4)専門教育科目

体系性と履修の順次性を配慮して、基本科目、基幹科目、キャリア科目を配置します。

①基本科目
企業が学生に求める資質のトップは、コミュニケーション力とされていることから、本学科の名称ともなっているコミュニケーション力を磨くための基本科目、コミュニケーション3科目を極力1年次に履修するように指導します。
②基幹科目
学生各自の多様な学びに即した科目を配置し、学外演習、実技や作品制作、会話、発表を重視する内容を取り組むことで、学生の実践的な力を引き出せるようにします。
③キャリア科目

・本学科の特徴である資格取得、検定合格も視野に入れたキャリア教育に関する科目を多数配置します。「医療事務」「ファッション・ビューティ」「観光・ブライダル」「ビジネス・マネジメント」「ライフ・デザイン」「イングリッシュ・コミュニケーション」「フード・ビジネス」の7つのユニットを置き、この中から1つのユニットを選択して履修の核とします。
また、興味のある他ユニットから科目選択して履修することもできます。

・社会の第一線で働くための基礎的実務能力の獲得をはかります。資格取得や検定合格をめざすことで学修目標を明確にし、継続して学ぶ習慣を身につけます。

・ユニット外にキャリアサポート科目として、フィールドワーク(インターンシップ、地域連携)を配置します。地域における実務体験を経ることにより地域の問題の理解、地域貢献の重要性を学びます。

2.評価方法

(1)シラバスに各授業科目の評価方法を明示します。定期試験・レポートだけでなく、各授業時での学修態度や成果の提出を求めるなど、事前事後学修も含めた総合評価を行います。

(2)学生の成長実感の把握を通して達成度が定量的に検証できる学修行動調査、組織内部での教育改善に繋がる授業評価アンケートを行います。

Ⅲ.入学者受入れの方針(アドミッション・ポリシー)

現代コミュニケーション学科では、卒業認定・学位授与の方針(ディプロマ・ポリシー)及び教育課程編成・実施の方針(カリキュラム・ポリシー)に定める人材を育成するために、次に掲げる知識、技能、能力、目的意識、意欲を備えた人物を募集します。

(1)高等学校などで習得する教科に関して、基礎的な学力、論理的な思考力、適切な表現力及びコミュニケーション能力を身につけている。特に以下の能力を身につけていることを希望します。

・国語については、日本語を正確に理解し自らを適切に表現することができ、かつ他者の考えを正しく理解し判断できる。

・英語については、グローバル社会の人々とコミュニケーションを図るために、相手の話を理解し、かつ自分の意見を適切に伝えることができる。

・情報については、コンピュータの基礎的な操作ができる。

(2)志望理由、入学後の学修への取り組みをはじめ、学びで得た知識、経験をもって社会に貢献しようという目的意識、意欲がある。

(3)キリスト教精神に基づく、本学の建学の精神「愛と奉仕」の実践を理解している。

(4)入学前教育として求められる入学前教育プログラムに対して確実に取り組むことができる。(この入学前教育プログラムは、入学者全員が対象になります)

食物栄養学科

Ⅰ.卒業認定・学位授与の方針(ディプロマ・ポリシー)

食物栄養学科では、課程に定める所定の単位を修得し、かつ次のような能力・資質を備えた学生に学位を授与します。

  • 1.社会、文化、自然についての知識・教養と、栄養士として必要とされる基本的、専門的な知識を修得している。(知識・理解)
  • 2.栄養士として多様化する社会に健康・食育・調理の専門家として幅広く対応できる技術・能力を修得している。(技能・能力)
  • 3.修得した知識、技術を活かし、栄養士として人間のライフステージ毎に健康に係る諸問題について理解し、地域住民に対して適切な解決策を摸索・提案できる。(問題発見・解決力)
  • 4.他者の思いや考えを受け止め、理解するとともに、自らの思いや考えも的確に 表現、発信し、円滑なコミュニケーションを取って協働することができる。(ジェネリックスキル)
  • 5.現代社会の市民として、多様な人々の存在、様々な文化、価値観の存在を理解し、建学の精神である愛と奉仕の実践に基づき、社会や他者のために主体的に行動し貢献できる。(市民性の涵養)
  • 6.栄養士としての目標を絶えず持ち、その実現のための学修行動に主体的、自律的に取り組むことができる。(自律性・生涯学習力)

Ⅱ.教育課程編成・実施の方針(カリキュラム・ポリシー)

食物栄養学科では、卒業認定・学位授与の方針(ディプロマ・ポリシー)に掲げる目標を達成するために、基礎教育科目、専門教育科目を体系的に編成し、講義、演習、実験、実習を適切に組み合わせた授業を開講します。カリキュラムの体系を示すために、科目間の関連性、履修の順次性、難易度を表現する科目番号システム(全科目に番号を付ける)を用いてカリキュラムの構造をわかりやすく明示します。

教育内容・教育方法、評価方法については、以下のように方針を定めます。

1.教育内容・教育方法
(1)初年次教育

生物や化学の基礎学力が不足している学生のために、導入教育として1年前期に「基礎科学Ⅰ・Ⅱ」「食物学基礎実験」を配置し、学修不安の解消を図ります。

(2)基礎教育科目

①必修科目のキリスト教関連2科目を核とした人間の理解、自然と社会、言語表現力、情報処理、健康管理の5分野からなる短期大学部共通の教養教育科目を配置します。

②専門教育科目の基礎となる科目ですが、それにとどまらず、心身ともに豊かな人間性を養うための幅広い教養を身につけることを目指します。

(3)専門教育科目

①体系性と履修の順次性を配慮して、必修科目、選択科目、展開科目を配置します。

②栄養士養成校に関する法令に基づき、「社会生活と健康」「人体の構造と機能」「食品と衛生」「栄養と健康」「栄養の指導」「給食の運営」の6つの系列について、基礎的理解からその応用と実践的な技術が修得できるように科目を配置します。

③他大学と単位互換協定を締結し、本学以外の科目を選択することで幅広い知識、技能を修得します。

④キャリア支援科目では、栄養士の業務内容を学ぶことで、職業観を涵養、適正を把握するとともに、社会の中で栄養士に求められるニーズや課題を自ら考えます。インターンシップ、学外実習で実務体験を積むことで将来のキャリアデザインを自ら考える姿勢も身につけます。

⑤学修効果の観点から履修者数は1クラス40名以内を基本として、講義、実験・実習・演習を編成します。

⑥学生の目指す進路が広がるように「フードスペシャリスト受験資格」「フードサイエンティスト認定資格」を取得するための科目を「専門教育科目」の中に配置します。

(4)クラス担任制度

学年の定員80名を2クラスに分け担任を配置します。担任は、クラス学生の出欠席、学修行動、単位修得状況について把握するとともに、学科内教員との情報共有により指導の充実を図ります。

2.評価方法

(1)シラバスに各授業科目の評価方法を明示します。定期試験だけでなく、各授業時での学修態度や成果の提出を求めるなど、事前事後学修も含めた総合評価を行います。

(2)学生の成長実感の把握を通して達成度が定量的に検証できる学修行動調査、組織内部での教育改善に繋がる授業評価アンケートを行います。

Ⅲ.入学者受入れの方針(アドミッション・ポリシー)

食物栄養学科では、卒業認定・学位授与の方針(ディプロマ・ポリシー)及び教育課程編成・実施の方針(カリキュラム・ポリシー)に定める人材を育成するために、次に掲げる知識、技能、能力、目的意識、意欲を備えた人物を募集します。

(1)高等学校などで習得する教科に関して、基礎的な学力、論理的な思考力、適切な表現力及びコミュニケーション能力を身につけている。特に以下の能力を身につけていることを希望します。

・国語については、日本語を正確に理解し自らを適切に表現することができ、かつ他者の考えを正しく理解し判断できる。

・厚生労働省から指定を受けた栄養士養成校の食物栄養学科で、専門教育を学修するための理科(生物や化学)の基礎学力を身につけている。

(2)志望理由、入学後の学修への取り組みをはじめ、栄養士となる学びで得た知識、経験をもって社会に貢献しようという目的意識、意欲がある。

(3)キリスト教精神に基づく、本学の建学の精神「愛と奉仕」の実践を理解している。

(4)入学前教育として求められる理科科目等の入学前教育プログラムに対して確実に取り組むことができる。(この入学前教育プログラムは、入学者全員が対象になります)