豊富な実践的学びの機会をいかし観光産業と地域社会の課題に立ち向かう「観光地域デザイン力」を育みます。
科目1観光デザイン論
観光の現状、旅行商品の特徴などについて確認をし、地域資源をデザインし、来訪者が訪れたい観光地を形成していく手法を学んでいき、観光地づくり、旅行商品の企画・立案をしてくための基礎的な知識を習得します。
科目2国際観光演習
地域の自然環境や歴史文化の保全に責任を持つ「観光」と、自然ツーリズムについて理解し、様々な観光形態とその事例から地域資源の価値を再認識し、その魅力をデザインし、観光客に発信する方法を学びます。
科目3地域政策論
地域における様々な課題を政策的に解決していくための知識を獲得し、現状の理解、構造の変化、振興のあり方について学びます。現在の地域が抱える問題点の収集・分析し、地域の持続的な発展に向けた道筋を提案する力を養います。
地域社会ゼミ
社会学(地域社会学・観光社会学)を中心に学びます。一例として、映画やドラマの舞台となった場所を訪れる観光(コンテンツツーリズム)や、食事が主役の観光(フードツーリズム)など、多様化しつつある観光現象を地域振興の観点から研究します。現地調査(フィールドワーク)で静岡市の中心街や県内の観光地を訪れ、新しい発見や、学習の幅を広げるとともに、深めることができます。
観光ビジネスゼミ
地域文化を楽しみながら、観光ビジネスの最前線で一緒に学びませんか。大学教室での座学に留まらず、可能な限り観光振興の現場(静岡県下のほか、金沢、京都)にも出かけています。来訪者も住民も喜ぶ観光文化とビジネスの創造を考え、実践的な学びを重視しています。また、旅行業界や旅行関連産業に通用する総合・国内旅行業務取扱管理者(国家資格)の取得もサポートしています。
観光地域づくりゼミ
地理学(歴史地理学・地域研究・観光地理学)などの視点から観光地域を研究し、絵図・地図・地域資料などを用いて、地域の景観形成と資源を掘り起こしていきます。観光者、ホスピタリティ産業、地方自治体、まちづくりの担い手の視点に立って考えるため、自ら観光地域に関わる課題を考え、実際にフィールドを訪れ情報収集をし、地域に合った課題解決の方法を考えます。
激しく変化する社会情勢等により、多くの既存企業が変革を迫られ、在宅ワークを始め今までの業態が大きく変わってきています。
そのため、専門知識と起業できる力を身に付け、社会の問題解決に自分で企業経営を行うという手法を使って取り組んでいく人材育成を目的とし、このプログラムを修得した学生に対し本学独自の認証資格としてオープンバッジ(デジタル証明書)を発行します。
人間社会学科
経済経営メジャー、観光地域デザインメジャー
コミュニティ福祉学科
ソーシャルサービス・イノベーションメジャー
知識・スキル・経験のデジタル証明です。可視化された「学習歴」であり、就職活動等に利用できます。
一般財団法人オープンバッジ・ネットワーク
地域活性化と観光について学ぶことで、
幅広い視点を持てるように
所属するゼミでは、聖地巡礼と地域活性化について研究をおこなっています。もともと地元がアニメの聖地巡礼で有名な地域ということで、日頃からその経済効果や地域活性化の関係に興味を持っていました。ゼミでは仲間と意見交換をすることで、観光についての見識を広げることができました。また、現地フィールドワークでは観光地の魅力や課題を⾒つけ、さまざまな視点から観光について考察しました。地域活性化について学ぶことで視野が広がり、自分の成長にもつながっていると思います。
「観光学」×「社会学」で観光振興や
地域活性化を担う人材を育成
毛利 康秀教授
専門分野:社会学(観光社会学・地域社会学・社会情報学)
観光学と社会学をかけ合わせた学びで、観光振興・地域活性化への理解を深めていただき、大学卒業後に観光業界や地域社会で力を発揮できる人材の育成をめざしています。フィールドワークなども含む実践的な学びの機会が多く設けられ、観光産業や地域社会の課題への対応力、観光地域でいかせるデザイン力を身につけられるのが大きな特徴です。ゼミは「地域社会」「観光ビジネス」「観光地域づくり」の3テーマで、学問を追究しながら関連する資格の取得にも取り組むことができるカリキュラムとなっています。