本学院は1887(明治20)年、静岡女学校として創立以来、134年に亘り、キリスト教の精神に基づき「愛と奉仕」の実践を建学の精神として掲げ、地域社会と人間社会に貢献する人材を育成してきている。
2015(平成27)年9月の国連サミットで採択された持続可能な開発目標SDGsの貧困、飢餓、福祉、ジェンダー平等、平和などの目標は、本学院の建学の理念との親和性が非常に高いことから、2021(令和3)年度より、本学院は「持続可能な世界」を実現するための実践活動を行うこととする。
今後はダイバーシティの推進をはじめとして、グローバルな視点に立って活動することにより、SDGsの理念を広く発信するとともに、SDGsの達成に向けた研究・教育を推進することを宣言する。
2021(令和3)年10月22日
学校法人静岡英和学院 理事長 石井 博文
静岡英和学院大学と静岡英和学院大学短期大学部は、教育、研究のさらなる充実に努め、SDGsの達成に貢献します。
SDGsは、「地球上の誰一人として取り残さない(leave no one behind)」という誓いのもとで、国連が定めました。17の目標と169のターゲットで構成された行動目標です。
静岡英和学院の聖句には、「隣人を自分のように愛しなさい。」(ルカによる福音書10章27節)とあります。これは、SDGsの根幹にある思想と共通するものです。
また、静岡英和学院大学と静岡英和学院大学短期大学部の聖句は、「愛の実践を伴う信仰こそ大切です。」(ガラテヤの信徒への手紙5章6節)というものです。これは、まさにこのSDGsの実践を呼びかけるものです。
SDGsは、全世界が一致して取り組む大きな目標です。そして、誰もが主体的に参加できる行動指針です。
本学は、SDGsのもとで、これまで実践してきた多くの取り組みを発展、充実していきます。本学の特徴を活かした、新たな取り組みにもチャレンジしていきます。
地球社会の一員として、「誰一人として取り残さない」社会の実現に貢献することを目指します。
2022年9月
静岡英和学院大学
静岡英和学院大学短期大学部
学長 永山 ルツ子
持続可能な開発目標(SDGs:Sustainable Development Goals)とは、2015年9月の国連サミットで加盟国の全会一致で採択された「持続可能な開発のための2030アジェンダ」に記載された、2030年までに持続可能でよりよい世界を目指す国際目標です。17のゴール・169のターゲットから構成され、地球上の「誰一人取り残さない(leave no one behind)」ことを誓っています。SDGsは発展途上国のみならず、先進国自身が取り組むユニバーサル(普遍的)なものであり、日本としても積極的に取り組んでいます。
そのため、活動の主体は政府やNGOだけでなく、民間企業や自治体、NPO、教育研究機関など、すべてのステークホルダーであり、それぞれが日々行っている諸活動のなかでSDGsに取り組むことが求められています。
具体的にどういった課題解決を目指すのかは事業者が主体的に選択することができます。
日本政府は「人間」「繁栄」「地球」「平和」「パートナーシップ」に分類される8つの優先課題「あらゆる人々が活躍する社会・ジェンダー平等の実現」「健康・長寿の達成」などを定めました。企業や自治体も、それぞれの得意分野や専門性に合わせて17のゴールから重点課題を設定しています。
静岡英和学院大学は2学部4学科の地域に根差した小規模な大学ですが、大学だからできる研究・教育の視点からSDGsの達成に向け、包括的かつ積極的に取り組んで行きます。
学生の活動が静岡新聞に掲載されました(11月19日)
学生の活動が朝日新聞に掲載されました(11月25日)