人と社会を深く理解し、現代社会の多様な福祉課題を解決する相談援助のスペシャリストをめざします。
科目1社会福祉総論
社会福祉の発展とは、自分も他社も大切にできる人が増えてゆくことです。現代社会を考察し、そのための課題を探るのがこの授業の目的です。
科目2ソーシャルワーク論
ソーシャルワーカー(社会福祉専門職)の価値と倫理、役割と機能について、現代の社会と地域生活の概要をふまえながら理解を深め、総合的かつ包括的な相談援助について学んでいきます。
科目3相談援助演習
相談援助演習ではコミュニケーションスキルの向上や対人援助プロフェッショナルのための専門技術の獲得を目標に、参加型授業をおこないます。
「育ち」と「自立」、「人間の本質」を考えるゼミ
子育てと高齢期の「自立」、従事者の専門性、青少年問題などさまざまな角度から「人間」について深く考察していきます。自己表現や意見交換を通して、またメンバーそれぞれの独自性や人間の共通性を感じ取ることで、福祉問題をかかえる人々の心情を推測し、社会(家庭や職場など)と個人の関係性を視野に入れて福祉問題への理解を深めます。
「生きることの意味」を考えあうゼミ
「社会福祉とは何か」を学びあいます。「自己決定」「支えあい」「幸福論」「人間の存在」「地域共生」等をテーマとして、社会福祉の支援・実践の基盤を探求します。そこから、各自の「人生の物語」に向きあい、「今、ここに、生きている」ことを体感しあい、「生きることの意味」を考えあいます。感じあい・語りあい、アイディア・創造を尊重しあうゼミです。
ソーシャルワークゼミ
学齢期に焦点を当てたスクールソーシャルワークを専門的に学びます。現代社会と地域生活のあらゆる事柄についてディスカッションし、社会福祉専門職としての価値、役割と機能について理解を深め、総合的かつ包括的な相談援助について研究していきます。「社会福祉士」や「スクールソーシャルワーカー」をめざす学生におススメです。
多文化共生ゼミ
グローバル化が進む日本社会において、「多文化共生」や「福祉における異文化理解」をテーマに研究。中でも、福祉の現場における異文化間介護、多文化共生に関する課題において、実態調査を重ね、解決策への提議などをおこなっていきます。研究調査への取り組み過程では、多くの地域の方々と触れ合い、視野を広げることだけでなく、多文化共生社会に適応できる人材に成長することも期待できます。
「おはよう」の声が聞こえる研究室で、
視野が広がる相互の学び
社会的にも話題になっているLGBTQに関する問題をテーマに研究を進めています。同じゼミのメンバー同士は仲もよく、研究室は「おはよう」と声を掛け合える優しい雰囲気です。また、発表の場で違う意見や新しい情報を耳にすることも多く、その度に学びがあります。私は社会福祉士をめざす勉強をしていますが、さまざまな考え方に気づかせてくれるゼミのおかげで、視野が広がり、学びを将来に役立てられそうだと感じています。
最先端の福祉理論講義と実践で
地域共生社会に向け学び合えるメジャーに
梓川 一教授
専門分野:社会福祉学、福祉教育学
社会福祉とは「人々の生活や人生を支え合う環境・関係を創る」ための実践と学問を指し、学ぶことでご自身の生活や人生を豊かに創造するチャンスになると考えています。教員は静岡英和の特色の一つでもある「学生にとって身近な存在」となることはもとより、授業で最先端の福祉理論の講義を、実習では地域社会に根ざした実践的な活動をおこなっていきます。地域共生社会の実現に向け、頭で理解し、心で共感し、安心して学び合えるメジャーをめざしています。