コミュニティ福祉学科

金田 健司
(Kaneda Kenji)

所属

静岡英和学院大学
人間社会学部コミュニティ福祉学科

職名

教授

学位(取得大学)

修士(教育学)(筑波大学)

最終学歴

筑波大学大学院博士課程教育学研究科教育基礎学専攻教育哲学研究室博士課程単位取得満期退学

研究内容

専門分野

教育哲学(ドイツ教育思想史)

研究課題

敬虔なルター派プロテスタントであった精神科学派の哲学者、教育学者、心理学者であるEduard Sprangerの教育哲学を研究していますが、当面の目標はSprangerのソクラテス観を研究していこうと思っています。

研究実績(主要なもの)

《論文(単著かつ主要なもののみ)》

《著書(主要なもののみ)》

所属学会・その他学外活動
e-mailアドレス

k.kaneda(ここに@を入れてください)shizuoka-eiwa.ac.jp

メッセージ

 若き日に書をどれだけたくさん読んだかによって、その人の人生の質は決まります。勘違いしないでください。「人生の質」とは、お金持ちになれるかなれないかといったようなケチな話ではありません。「人生の質」とは「人生の指標」のことです。どんなにお金を持っていても、人生の指標を持たない人は、お金を無駄に使います。それに対し、人生の指標を持っている人は、お金を“心のために”使います。
 小なりと雖も、本学の図書館には10万冊を超える書籍が所蔵されています。むろん、自分の志向性やレヴェルに合わない書を無理やり読む必要はありません。本を嫌いになってしまいますから。自分の志向性に合わせ、今の自分のレヴェルより1ランクか2ランク上の書籍を、時間をかけて、ゆっくり、じっくり、納得がいくまで読んでみてください。一冊一冊の書は、皆さんを確実に高めてくれます。PCやスマホでは得られない知的満足感を得させてくれます。この大学に在学している皆さんは、福祉学、保育学、教育学、経済学、社会学などの書をたくさん読んでいることと思いますが、入門書の中の入門書レヴェルで構いませんから、哲学の書も読んでみてください。人間や社会の本質が見えてきますよ。何を読んでよいのか分からないときには、どうぞ私の研究室のドアを叩いてください。
 この大学の学生さんは、屋内であれ屋外であれ、ほとんどの皆さんが挨拶なり会釈をしてくださいます。だから、私もとても気持ちよく毎日を過ごすことができています。
 最後に、私の尊敬する数学者の藤原正彦先生が、どこかのエッセイで書いていた言葉をご紹介します。
「これからが、これまでを決める!」
 これまで、皆さんはいろいろな失敗を繰り返してきていると思います。むろん、私だってそうです。しかし、「これからが」充実した善いものになるなら、「これまで」の過失など、自分もそうですが世間も相対化してくれます。これまでがこれからを決めるのではないのです。「これからが、これまでを決める」のです。
 皆さんの学生生活、青春時代がより素晴らしいものになりますよう、主イエス・キリストにお祈り致しております。
 がんばってね!