子育て親子広場あちょぼ

基本情報

事業名 子育て親子広場あちょぼ
担当者 永田 恵実子(2017年度退職)
所属 人間社会学部 コミュニティ福祉学科
実施時期 2011年6月20日~2017年2月13日
分野 こども、その他(未来経営戦略推進経費)
キーワード 静岡県、ゼミ学生、子育て支援、少子化、お父さん

事業の紹介

概要

2011年6月より本学学生による子育て親子ひろば「あちょぼ」が始まり5年目を迎えた。大学校内を開放して子育て支援を行っているため、大規模な広場スペースとなっている。毎回、学生たちが乳幼児対象にしたあそびを企画し保育実践を行う。「あちょぼ」の楽しさが口コミで地域に広まり、子育てママたちだけでなくパパの参加も多くなってきた。
その人気から、2015年9月4日のふじさんっこ応援フェスタにて、わくわく部門第1位を、さらに2016年度には中部地区部門賞を受賞され、直接知事より表彰状を受けとることができた。学生たちは身をもって子育て支援を継続していくことの大切さを学んだようだ。
「あちょぼ」に何度も足を運んでくれる親子にその理由を尋ねると、お子さんには大好きなお姉さん学生がいるそうで、彼女がどこの担当をしていてもすぐにみつけてしまうとのこと。学生たちと地域の子どもとの絆も深まってきたようである。こうしたことから、地域貢献は、日々の学生の笑顔やしぐさ、ことばなど何気ないところからでているのだと理解できた。
「あちょぼ」の実践は地域親子の支援だけでなく、学生たちにとっても保育者となり親となり、自身が子育てをするための大切な礎にもなっていくのである。

目的
  1. 大学構内の広い環境を利用し、保育者をめざす学生が「あちょぼ」を行うことで、本学の資源を地域に開放し地域交流ができることと、保育者を養成する大学であることをアピールできる。
  2. 保育学生が主体となって子育て広場を企画運営することで、親子とふれあい保育実践を行うことができる。子どもとかかわる経験が少ないといわれる学生たちであるが、この経験をすぐに保育実習に活かすことができる。
  3. 地域親子は、「あちょぼ」に参加しても、堅苦しい親子交流や、上から目線で子育ての否定をしない学生たちの温かいかかわりに安心して参加できる。
  4. 地域人形劇団が「あちょぼ」で観劇を行ってくれることで、地域との文化交流の場ができる。
活動内容
  1. 学生による地域親子への子育て支援活動、企画運営
  2. 学生による保育技術提供人形劇、パネルシアター、手遊び等
  3. 地域親子の本学学生や地域に住む親子との交流の場
  4. 文化交流の場(卒業生コンソメダブルパンチ、地域の人形劇団)等
成果

2011年度 9回開催 年間合計参加家族数640件
6月20日、7月18日、9月26日、10月17日、11月21日、12月19日、1月23日、2月20日、3月26日

2012年度 8回開催 年間合計参加家族数580件
5月28日、6月25日、7月23日、10月22日、11月19日、12月17日、1月28日、2月18日

2013年度 8回開催 年間合計参加家族数500件
5月27日、6月17日、7月22日、10月28日、11月25日、12月16日、1月20日、2月17日

2014年度 7回開催 年間参加家族数550件
5月26日、6月26日、7月14日、10月20日、11月17日、12月15日、2月16日

2015年度 4回開催 年間参加家族数150件
6月29日、7月20日、11月23日、2月15日

2016年度 4回開催 年間参加家族数150件
6月27日、7月18日、11月21日、2月13日

以上のように、4年間の「あちょぼ」で本学に足を運んでくれた地域家族数は、約2300件であったことからこの事業が非常に盛況であったことがわかる。また、学生たちにとって「あちょぼ」は、保育実践の大切な場となり、実習前の学びとなった。
「子育て親子広場あちょぼ」での地域子育て家庭に対する支援、地域社会への貢献の充実は、地元のTVや子育て雑誌などのメディアの協力もあり、県内における本学の知名度アップに寄与するとともに、入試広報活動への支援という意味合いとしても重要な事業として位置付けられた。

備考

学生の保育実践力向上や地域親子の期待を裏切らないためにも、今後もこの「子育て親子広場あちょぼ」のような子育て支援活動を継続していくことが必要であると考えている。

今後の予定

  1. 学内での地域子育て支援活動
  2. 静岡県こども未来課 ふじさんっこ応援隊「出張あちょぼ」
  3. しずおか人形劇フェスティバル(2015.3.6.22)

メッセージ

6年間に渡り「子育て親子広場あちょぼ」のご愛顧ありがとうございました。沢山の親子のみなさんにご参加いただき感謝いたします。引き続き永田ゼミでは、様々な子育て支援を行っていきます。保護者の方々にも参画いただき静岡の子育て課題を考えていきたいと思います。将来親になる学生たちと一緒に取り組んでいきませんか。

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