学生による人形劇団「たまぽよ」

基本情報

事業名 学生による人形劇団「たまぽよ」
担当者 永田 恵美子(2017年度退職)
所属 人間社会学部 コミュニティ福祉学科
実施時期 2013年6月24日・2014年6月23日・2015年6月22日・2016年6月19日
分野 文化
キーワード 静岡県、ゼミ学生、子育て支援、少子化、お父さん

事業の紹介

概要

『たまぽよ』と名付けたのは、保育者めざす本学永田恵実子ゼミの学生たちだった。「保育者のたまごがポョッと出たよ」とイメージしての命名であった。5年も前になるため、名付けた学生たちは卒業し本物の保育者になっている。そうして学生たちの願いをつづりながら『たまぽよ』人形劇団は立ち上がった。
本格的な地域社会での活動開始は、4年前。親子たちと学生たちの交流、学生たちの保育技術向上のため、静岡市人形劇フェスティバルに参加したことであった。この静岡市人形劇フェスティバルは、主に静岡県内の人形劇団のプロ・アマが技術を競う、年に1度の祭典としても位置づけられる静岡市や教育委員会を巻き込んだイベントである。
『たまぽよ』を始めた頃は、学生たち全員が、人形作成、台本、小道具構成など、舞台を作ることも、暗幕を組み立てることさえも全く知らない状態であった。
そんな中、英和の人形劇を支えてくれたのは、「人形劇あっぷっぷ(梅原美佐子代表)」のメンバーであった。地域のアマの人形劇団が、ゆっくり時間をかけて基礎から何度も学生に教授してくれたのである。まさに、地域の人とのふれあいの中で『たまぽよ』は地域デビューを果たした。
さすがに若い学生たちの吸収力はすごかった。今では、ゼミの先輩たちが中心となり、後輩30人以上がノウハウを引き継ぎながら、タイトな期間でも人形劇発表に向けて計画的に進めていけるようになった。
人前で保育技術を披露するには、場慣れすることが一番と、地域の子どもたちの前で子どもたちと堂々と掛け合いをする姿をみると、こういった地域交流の機会を大切に守っていく必要を感じるのである。また、本学学生たちも地域の方々に非常に可愛がってもらって自己実現をしていることも忘れてはいけない事実である。

目的

10年前より本学「保育サークル」は、保育技術の提供をすることで地域交流をおこなってきた。3年前より、永田が顧問となったのをきっかけに、永田ゼミを中心にサークル内に人形劇を通じて地域交流を行う「静岡英和学院大学人形劇たまぽよ(学生が命名)」をつくった。目的は、以下のようである。

 

学生と地域人形劇団との交流

学生の保育技術・企画運営力の向上

本学が保育者養成施設である広報活動等

活動内容

2013年度  日時:6月24日10時~16時 場所:静岡市葵生涯学習センター
公演内容:「動物園にいこう(学生オリジナル)」

2014年度  日時:6月24日10時~16時 場所:静岡市葵生涯学習センター
公演内容:「公園にいこう(学生オリジナル)」

2015年度  日時:6月22日10時~16時 場所:静岡市葵生涯学習センター
公演内容:「あめだってたのしいよ(学生オリジナル)」

2016年度  日時:6月19日10時~16時 場所:静岡市葵生涯学習センター
公演内容:「動物園にいこう2(学生オリジナル)」

成果

1.学生
人形劇団との交流を経て様々な人とつながり、人形劇の裏舞台の仕組みや人形劇の技術を知ることができた。さらに、人前で演技を行う経験をもつことができたため、保育実習などに活かすことができるようになった。

2.大学
毎年3万部のチラシと2万部のポスターが静岡市内に張り出され、大学名が掲載されたことで大学の保育者育成施設としてのイメージアップにつながった。

備考

しずおか人形劇フェスティバルの足跡:http://puppet-shizuoka.com/rekisi.html
2017年度も本学学生が参加予定である。
http://puppet-shizuoka.com/time_2014.pdf

今後の予定

学内での地域子育て支援活動

静岡県こども未来課 ふじさんっこ応援隊「出張あちょぼ」

しずおか人形劇フェスティバル(2015.3.6.22)

メッセージ

6年間に渡り「子育て親子広場あちょぼ」のご愛顧ありがとうございました。沢山の親子のみなさんにご参加いただき感謝いたします。引き続き永田ゼミでは、様々な子育て支援を行っていきます。保護者の方々にも参画いただき静岡の子育て課題を考えていきたいと思います。将来親になる学生たちと一緒に取り組んでいきませんか。

地域連携事業に関するお問い合わせ・ご相談

(窓口)静岡英和学院大学 企画部 地域連携担当

Tel&Fax 054-262-0091