2011年度人間社会学科展開科目「観光フィールドワーク演習」掛川城観光実態調査

基本情報

事業名 2011年度人間社会学科展開科目「観光フィールドワーク演習」掛川城観光実態調査
担当者 野瀬 元子 (2017年度退職)
所属 人間社会学科
実施時期 2011年9月28日~2012年1月15日
分野 観光、地域づくり
キーワード 旅行者行動分析、掛川城

事業の紹介

概要

掛川城・掛川城周辺地域の観光実態を把握するため、掛川観光協会、掛川城管理事務所に御協力をいただき、来訪者を対象としたアンケート調査、観光産業の従事者を対象としたインタビュー調査を実施した。

目的

本調査は「観光フィールドワーク演習」の履修者が地域資源とそれを活用した観光をテーマにして、掛川城・掛川城周辺地域の来訪者の行動実態の把握、掛川城周辺地域における来訪者増加に向けた取り組みの把握および掛川城周辺地域の活性化について考察することを目的とした。

活動内容

2011年11月23日に実査を行った。当日午前中は、掛川駅構内ビジターセンター「旅のスイッチ」で勤務されている掛川観光協会の職員を対象としたインタビュー調査を行い、調査員がそれぞれ商店を訪問し、店主の方々を対象としたインタビュー調査を行った。午後は、地域資源への理解を深めるため、掛川城近くの商店店主から、地域の成り立ち・現状について説明をいただき、ボランティアガイドの案内により掛川城天守閣を実地踏査した。最後に、来訪者の観光行動実態を明らかにするため、履修学生が調査員となってアンケート調査を実施し、授業内で調査データの集計・分析を行い、授業内で報告会を実施した。(履修学生12名 担当教員1名)

成果
本調査は、以前、掛川城周辺の商店街を歩いた際、店を閉めている店舗が複数見られ、掛川城を訪れた観光客が周辺地域を歩いている姿が少ないように感じられたという地域の課題に関心を持った城好きの学生が中心となって企画された。それぞれ調査の担当を個々に持ちながら、学年、日本人・留学生、専門演習の別の垣根を越えて、協力しながら共通のフィールドワークに取り組み、地域資源や地域の実態への理解を深めることができた。
 

メッセージ

私の研究室では,観光地や観光施設などのフィールドで、学生とともに来訪者へのアンケートや観光振興に取り組む主体を対象としたインタビューを通じた社会調査をこれまで行ってきました。これからも地域の観光振興に向けた検討を行っていきたいと考えています。地域磨きには外からの視点を持つことが有用です。様々なニーズを持つ人の視点で地域を見直してみましょう。

地域連携事業に関するお問い合わせ・ご相談

(窓口)静岡英和学院大学 企画部 地域連携担当

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