2014年度人間社会学科展開科目「観光フィールドワーク演習」
地域活性化―静岡市中心市街地を対象として―

基本情報

事業名 2014年度人間社会学科展開科目「観光フィールドワーク演習」
地域活性化―静岡市中心市街地を対象として―
担当者 野瀬 元子(2017年度退職)
所属 人間社会学科
実施時期 2014年9月28日~2015年2月18日
分野 観光、地域づくり
キーワード まちづくり

事業の紹介

概要

駿府城公園でアンケート調査を実施し、駿府城再建に関する利用者の意見把握を行った。また、おまちの情報発信の現状について市内3地点で履修者が調査員として実地調査を行った。

目的

本調査は「観光フィールドワーク演習」の履修者が静岡市中心市街地の地域振興をテーマとして、

  1. 駿府城再建―行政と公園利用者の意見の実態調査(5名)
  2. 静岡の若者のファッション(2名)
  3. おまちの情報発信(3名)

以上の3つのグループを構成し、来街者の意見を把握し、地域活性化方策について考察することを目的として取り組まれた。

活動内容
  1. 駿府城再建―行政と公園利用者の意見の実態調査のグループは、3つの分担に分かれて調査を担当した。5人中2人が、行政の今後の計画について知見を深めるため、静岡市役所都市局都市計画部緑地政策課の職員の方を対象としたインタビュー調査を行った。他の2名は駿府城公園でのアンケート調査設計、集計・分析を担当し、1名は小田原城、掛川城の利用者を対象とした聞き取り調査を担当した。アンケートの実査時(2014年11月22日)はグループ5名で調査員を担当し公園利用者から回答を得た。
  2. 静岡の若者のファッションのグループは、セノバと丸井の前に位置するけやき通りでフィールドワークをおこなった。
  3. おまちの情報発信グループは、静岡市美術館、おまちバル、七間町ストリートファッションショーのそれぞれの情報発信の課題を把握するため、アンケート調査を実施した。七間町では地域イベントの運営者を対象としたインタビュー調査を実施した。

(履修学生10名 担当教員1名)

 
成果

調査設計前に、それぞれの問題関心について文献調査を行い、地域の課題および共通する他地域の事例を調査することで、当該地域の実態把握にとどまらず、現状への考察を履修者それぞれが深め、地域の課題解決に対する提案を含めて考慮する姿勢を持つ機会となった。「観光フィールドワーク演習 調査実習報告書2014」を、調査協力いただいた静岡市役所都市局都市計画部公園整備課に2015年2月末に提出した。

メッセージ

私の研究室では,観光地や観光施設などのフィールドで,学生とともに来訪者へのアンケートや観光振興に取り組む主体を対象としたインタビューを通じた社会調査をこれまで行ってきました.これからも地域の観光振興に向けた検討を行っていきたいと考えています.地域磨きには外からの視点を持つことが有用です.様々なニーズを持つ人の視点で地域を見直してみましょう.

地域連携事業に関するお問い合わせ・ご相談

(窓口)静岡英和学院大学 企画部 地域連携担当

Tel&Fax 054-262-0091