2016年度人間社会学科展開科目「エコツーリズム論」地域活性化 -藤枝おんぱくを事例として-

基本情報

事業名 2016年度人間社会学科展開科目「エコツーリズム論」地域活性化 -藤枝おんぱくを事例として-
担当者 野瀬 元子(2017年度退職)
所属 人間社会学部人間社会学科
実施時期 2016年4月13日~2016年8月3日
分野 地域づくり、観光
キーワード 地域活性化、着地型観光、体験型観光、オンパク、エコツーリズム

事業の紹介

概要

「藤枝おんぱく」プログラムへの参加、プログラムの一般参加者およびプログラム運営者(パートナー)、藤枝市役所の意見把握のため実地調査を行った。

目的

本調査は「エコツーリズム論」の履修者が地域振興をテーマとして、

  1. 若年女性の藤枝おんぱくへの関心(5名)
  2. 藤枝おんぱくのPR方法(3名)
  3. 稲作体験による地域の農業・食に対する理解・啓発(2名)
  4. 白ふじほたるまつりにみる地域の自然資源の活用(3名)

以上の4つのグループを構成し、藤枝市におけるおんぱく事業の実態把握を目的として取り組まれた。

活動内容

NPO法人ハットウ・オンパクが確立した「オンパク」事業手法は、地域の輝き見本市と言われる。この事業手法を基に運営されている「藤枝おんぱく」は2015年で3回目の開催となった。温故知新「今あるものを新しい視点で」をコンセプトとして展開されている「藤枝おんぱく」は、地域の人が主体となりプログラムを企画し、地域内外から人を招き入れる着地型観光、体験型地域イベントの形態を取っていることから、エコツーリズムの理念と共通する点を持っている。はじめに、運営主体である一般社団法人SACLABOより提供いただいた前年度の成果報告会資料をはじめとするオンパク関連文献を対象とした調査を履修者全員で行った。次に、藤枝の地域資源(自然環境、町並み、住人、歴史など)を最大限に生かしたプログラムや、個人の特技や趣味から企画をしたプログラム提供者(パートナー)の存在といった「おんぱく」の地域活性化手法の実態を把握するため、履修者各自の関心に基づき、上述の4つのテーマに分かれてグループワークによる調査を実施した。

  1. プログラム(浴衣の着付け等に関する講習および写真撮影、昼食)参与観察(6月4日、調査員2名)、大学生の藤枝おんぱくの認知、参加意向に関するアンケート調査(6月14日,調査員2名)、藤枝市役所商業観光課を対象とした広報・集客戦略に関するインタビュー調査(6月17日、調査員1名)
  2. プログラム(天下一闘茶会)参加者を対象としたSNSをはじめとする情報源、プログラム評価に関するアンケート調査(6月5日、調査員3名)
  3. 稲作の実地体験、案内者を対象としたおんぱく参加のきっかけや藤枝における農業の状況に関する意見の聞き取り調査(6月12日、調査員2名)
  4. プログラム(白ふじほたるまつり)参与観察(5月28日,調査員1名)、おんぱくパートナーを対象とした参加のきっかけ、やりがい、地域の環境変化、ホタルの保全活動に関する聞き取り調査(6月15日、調査員2名)

(履修学生13名 担当教員1名)

成果

地域活性手法であるオンパクに関する理解を実地で深めるとともに、プログラム運営者の参加動機等に関する聞き取り調査の結果から、地域資源の持続可能な活用と保全に関わる活動主体の現状と課題について考える機会となった。「観光フィールドワーク演習・エコツーリズム論 調査実習報告書2016」として、2017年2月に刊行予定である。

今後の予定

2017年度エコツーリズム論(前期)、観光フィールドワーク演習(後期)において本年度と同様に地域活性化をテーマとした実地調査を予定している。
2018年度以降は、新カリキュラム(2016年度~)を反映されるため、社会調査士資格に関わる調査実習科目が観光地域デザインメジャーの3教員が担当する専門演習Ⅱ(通年科目)に変更となります。

メッセージ

私の研究室では,観光地や観光施設などのフィールドで,学生とともに来訪者へのアンケートや観光振興に取り組む主体を対象としたインタビューを通じた社会調査をこれまで行ってきました.これからも地域の観光振興に向けた検討を行っていきたいと考えています.地域磨きには外からの視点を持つことが有用です.様々なニーズを持つ人の視点で地域を見直してみましょう.

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(窓口)静岡英和学院大学 企画部 地域連携担当

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