静岡市・焼津市地域課題解決事業 5-①交通安全啓発事業の刷新について

基本情報

事業名 静岡市・焼津市地域課題解決事業 5-①交通安全啓発事業の刷新について
担当者 永山 ルツ子
所属 人間社会学部人間社会学科
実施時期 2016年10月1日~2017年2月28日
分野 認知心理学
キーワード 交通安全、自転車、認知心理、留学生、高校生

事業の紹介

概要

静岡市市民局生活安心安全課防犯・交通安全係によると、①若年層、特に高校生・大学生の自転車事故、原付事故等が増えていること、②定期的に実施している交通安全運動が、参加者の固定化や高齢化などにより、形骸化してきていることなどが問題点としてあげられている。本研究の目的は、特に若年層の視点にたった柔軟かつ斬新な「交通安全啓発事業」を企画・実施することであった。そこで、本研究は、(1)静岡市内における自転車事故の分析、 (2)自転車マナーの順守に関する定点測定などの結果をもとに、(3)イラスト等を用い留学生、高校生が手に取りやすい、SNSなどで拡散したくなるようなルールブックとポスターを制作した。さらに、(4)上記の(3)と連動して地域の若者や学生が参加したくなるような、魅力ある、交通安全運動に関するイベント企画案も企画して報告会を行った。

目的

静岡市市民局生活安心安全課防犯・交通安全係によると、①若年層、特に高校生・大学生の自転車事故、原付事故等が増えていること、②定期的に実施している交通安全運動が、参加者の固定化や高齢化などにより、形骸化してきていることなどが問題点としてあげられている。本研究の目的は、特に若年層の視点にたった柔軟かつ斬新な「交通安全啓発事業」を企画・実施することであった。

活動内容

(1)静岡市内における自転車事故の分析 (2)自転車マナーの順守に関する定点測定 (3)ルールブックの作成 イラスト等を用い 留学生、高校生が手に取りやすい、SNSなどで拡散したくなるようなルールブックを作成。(4)(3)と連動して地域の若者や学生が参加したくなるような、魅力ある、交通安全運動に関するイベント企画案の提示を行った。

成果

①交通安全ポスターの製作
ポスター制作にあたっては、事故を防ぐために安全意識を持ってほしいとの思いから、『少しの意識で事故をなくせる』をポスターのキャッチフレーズとし、静岡市のシンボルである駿府城を背景に選んだ。また、若年層に興味を持ってほしいことから、イラストキャラクターは、静岡市観光PR男性キャラクター「DAMONDE5」と袋井観光PR女性キャラクター「袋井観光応援団」を起用した。


② 交通安全ルールブックの製作
ルールブック製作に当たっては、ポスター同様、若年層に興味を持ってほしいことから、イラストを多用した。また、自転車のルールを日本語だけではなく、留学生や在日外国人生徒にもわかりやすいように、英語、中国語、ポルトガル語で記載した。大学生の視点による柔軟かつ斬新な「交通安全啓発事業」として、ポスターとルールブックを企画・製作することができたので、より自転車マナー等の順守や交通安全運動の活性化につながると思われる。



メッセージ

静岡市内では若年層、特に高校生・大学生の自転車事故、原付事故等が増えていることから、事故を防ぐために少しでも安全意識を持ってほしいとの思いから今回のポスター及びルールブック製作に至りました。静岡市市民局生活安心安全課防犯・交通安全係では、2017年度に引き続き、2018年度も本事業で作成したルールブックやポスターを市内学校の生徒さん達に配布しています。中高校生の間で少しでも話題に上り、交通安全の一助となれば幸いです。

地域連携事業に関するお問い合わせ・ご相談

(窓口)静岡英和学院大学 企画部 地域連携担当

Tel&Fax 054-262-0091