宗教センターの役割

静岡英和学院大学・静岡英和学院大学短期大学部は教育の目的に掲げられているとおり、キリスト教の精神を重視しています。静岡英和学院学校は1887年にカナダ・メソジスト教会(現在のカナダ合同教会)の祈りと働きを得て、「神を愛し、人に奉仕する」というキリスト教精神を建学の精神とする静岡県下最初の女学校(静岡女学校)として設立されました。

宗教センターでは学生ひとりひとりが、学院創立以来大事にしてきた「愛と奉仕」の建学の精神をもち、それを実践していける人間(「愛の実践を伴う信仰こそ大切です」)に成長していけるように祈りながら、そのお手伝いをすることを目指しています。具体的には、以下の活動があります。

宗教センターの主な活動

起きて、床を担いで歩きなさい。

宗教主任の佐々木謙一です。人間社会学部と短期大学部でキリスト教と聖書について担当させていただいております。また、本学の起点である毎週水曜日のチャペルでの時間では、聖書から学院生活で重要なメッセージをお話しさせていただいております。

この聖書の個所は、ヨハネによる福音5章8節に記されているイエス・キリストの言葉です。病気で、生きる気力をなくしていた男の人に、イエス・キリストは慰めるのではなく、また優しい言葉をかけるのでもなく、厳しい言葉を投げかけました。一見、何と冷たい方だと思われるかもしれませんが、言葉の裏にある本当のやさしさをイエス・キリストは私たちに伝えてくださっています。本当に相手のことを思っていれば、たとえ嫌われたとしても厳しい言葉を投げかけるという、その人を大切に思う気持ちをイエス・キリストは私たちに教えてくださっているのです。私たちは、見せかけだけのやさしさではなく、本当の意味で他人を愛するということを大切にしています。

静岡英和学院大学・短期大学部 宗教主任 佐々木謙一